映画

前回の3連休のときに『ショーシャンクの空に』久々に観たけど、やっぱ映画ってこうあるべきでしょ!って思った。


人生の貴重な2時間を費やすに足る内容の濃さ、ラストの爽快感。ひたすら地道に努力した人が報われるという地味なストーリーながら、見終わってからのあの後味の良さは何!?
モーガン・フリーマンの切ない笑顔がたまらん。



モーガン・フリーマンの切ない笑顔



今はこんなんなってます
人は齢をとるごとに身軽になっていく。




黒澤明の遺作『まあだだよ』も観た。
作家内田百聞が昔高等学校の教職についていた時の、元教え子との交流を描いた話。
百聞の文章が好きなので観てみたけど、百聞人物像は想像していたのと大分違っていて(なんか可愛すぎ)、ちょっとがっかり。


しかし所ジョージら扮する百聞元教え子たちの、先生への気遣いっぷりは一体何!?
たかが高校時代の教師に対して、身の回りのあれもこれもやってあげたり、毎年どこかのパーティ会場を借り切って誕生日会を開いてあげたり、異常じゃない!?と、現代っ子の感覚からするとハートウォーミング過ぎて戸惑った。


しかし観終わった後には、年上の人をもっと敬おーとか、そんな生暖かい気持ちになってしまう単純な私。
悪い人が一人も出てこない、良い映画。


まあだだよ [DVD]

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あとは、『ブラック・スネーク・モーン』っていう映画も観たけど・・・これは期待ほどではなく。
他2本のインパクトが強すぎたのもあり(3本連続で観たので)。
何か映像がきれい過ぎてイマイチだった。