ジャズのバカヤロウ

六本木のバニラムードというお店にて、師匠んとこのセッションライブ参加してきました〜。


前はこのブログでも「7時間耐久ライブ」とか書いてて、スタミナ勝負な感じだったけど、今日はなんかあっさりとしててそんなに疲れもなく終わった。皆、演奏上手いし、名演も幾つか産まれてたと思う。




でも、自分の正直な感想。「ジャズ」っていう音楽の中で自分の表現するのは難しいな〜〜〜〜。というより、表現したい事があんまりない。
俺はもっと泥臭い音楽が好きだし、珍奇なものや過剰なものに興味がある。ジャズはどうしてもスマートにやらなきゃいけない縛りを感じてしまう。本当はそんな縛りはなくて、ジャズをやってても泥臭くできる人もいるんだけど、俺にとっては「自分の音楽」じゃないから、借り物のスタイルでやってしまうし、どうしてもスマートにやらなきゃいけないような気がして自分を出せない。



多分進歩もしていないんでしょう。



他の人の演奏を聴いていても、一人一人の演奏にはいろいろな魅力や感じる事があったけど、「ジャズ」というスタイルの中で曲をやられると、あ〜そうですか、としか思えない。4ビートにもシンコペーションにも1−6−2−5進行にも、よそよそしさを感じてしまう。



なんで日本人が寄って集まって、アメリカの伝統音楽をこんなに一生懸命やってるんだ?(60年代の、ジャズ黄金期の時代に青春を過ごし、その熱気を吸い込んでジャズにハマッたような人なら分かるけど!)
例えば、コサックダンスを一生懸命練習してる人がいたら「変わった趣味ですね」って言われるだろうけど、ジャズだって同じようなもんだぞ!?本来は!たまたまアメリカっていう国と日本の関係が強かっただけで。
・・・とかヒネた事ばっかり浮かんでくる。



(ちなみに、同じくアメリカの音楽である「ロックンロール」に対しては、日本人が寄って集まって革ジャン来てロッケンロールしててもそういう違和感を感じません。だから、単に俺自身がジャズに馴染めてないだけなんです。)



そもそも何で俺ジャズをやってるんだ?
師匠の音楽が好きだからだ。


師匠は、ジャズっていうジャンルに全然縛られてないし、全ての音楽に結びつけて考えてるし、自由な発想で捉えてる。でも、俺はジャズっていう音楽をスタイルとして捉えてしまう。縛られる。



うーん、ジレンマ〜