フォーク並びについて。

※フォーク並びとは、ATMや複数のレジがあるスーパーなどで、それぞれのレジに好き勝手に並ぶのではなく、とりあえず真ん中あたりに1列で並んでおいてから、レジが空き次第順番に呼ばれる、というシステム。
日本ではあまり徹底されてなく、中途半端に実践されている所が多い。




先日、蒲田のマックで昼飯を食おうとしたところ、鬼のように混んでいた。
3台あるレジのうち、真ん中の列が特に長かったので、恐らくこれはフォーク並びだろう、と予想し、真ん中列最後尾の、小さな子供を連れた親父の後ろに並んだ。


すると、脇をするすると高校生が通りぬけ、端の空いているレジに並んでいく。
フォーク並びを知らんのか、このガキ!!!
この時の悔しさったらない。


おまけに、子連れの親父の前にいる女性がテイクアウトで大量に注文しているらしく、自分のいる列だけ、ピクリとも先へ進まない。


腹いせに、自分も空いている方の列に並び、自分の番になったところで、あえて真ん中の列に並んでいたさっきの親父に譲ろうとした。
「良かったら、どうぞ」
「(一瞬ぽかんとして)いえ、いいですいいです」
「いや、でもさっきからずっと並んでますよね、どうぞ。」
「(恐縮して)いえ、本当にいいです」
「いやいや本当に、どうぞ!」
「(消え入りそうな声で)いいです・・・」



結局その親父は、頑として譲られるのを拒んだ。
俺がハンバーガー2個を手に入れ、座席を探しに向かった時も、まだその親父は並んでいた。



人にはそれぞれ色んな思惑があるんだなあ。
と、釈然としないながらも勉強になったような気持ちになった事に、した。むりやり。