ももクロの魅力を語る(その1)

三週間前にももいろクローバーZ(以下、ももクロ)のDVDを観てから、ずっとyoutubeとかニコ動でももクロの動画を観てた。


すると、見れば見るほどこのグループの、存在としての面白さにどんどん惹かれてくる。



ももクロの魅力として、「常に全力」とか「屈託のない笑顔」とか「メンバーの仲の良さ」とか言われるけど、それって多かれ少なかれ他のアイドルだって同じじゃねえの?何でももクロだけが特別みたいに言われるのか?
分からなかった。けど、だんだん仕組みが分かって来た。
分かって来た!!


以下、研究の成果を発表しよう!




ももクロには常に過酷な課題が課せられる。
メジャーデビュー前の下積み時代だと、一台のワゴン車にメンバーとスタッフが乗って車中泊で12000kmの旅をしながら全国ツアーしたり、一日6公演を五日連続でやらされたり。
メジャーデビュー後も、MCを担当していたメンバーが脱退した翌日から、「試練の七番勝負」と銘打って7日連続のトークイベントが行われたり、マネージャーの趣味と言われるゴツゴツしたガンダムの衣装で、トーク番組に出させられたり。まあとにかくいろいろ。



で、それらの課題は担当マネージャーである川上マネージャー(通称Kマネ)によって伝えられる。


大手事務所だし、実際には会議を通ってる企画(多分)なんだろうけど、表に出てくるのはほぼKマネのみ。そして、衣装やイベントの仕込みは、Kマネの「俺がその絵ヅラを見たいから」という独断と偏見で決められ、メンバーには拒否権ない。
メンバーはその場では抗議したりするが、結局ステージ上やカメラの前では全力でその課題に取り組む。



ここでKマネが「俺がそうしたいからそうするんだ!」と言って悪者役を一手に引き受けてくれるから、メンバーの「全力」でかつ「屈託のない」笑顔っていうのが成り立つ。(演出効果を狙ってるのはあくまでKマネで、メンバーは言われた通りやってるだけだから)
っていう仕組みになってる。


しかも、かなり個性と気の強い5人の女の子同士がいつも「仲良く」やっていられる理由にも関係している(と思う)。何か与えられた目標に向かって一直線にやってる時って、平時よりも絆は強まるよね。



こういう仕組みが、ものすごく良く出来てる。




ここでもう一つ重要なのが、そのKマネって人が、全然切れ物っぽくない、ただのおっさんってところ。しかもかなりの変人。
太ってて背低くて声が高くて、凄みが全然ない人っていう所が凄くいい。
これが、プロデューサー肌のAKBの秋元康みたいな人だったら、ファンの反発も買うし、こんなにうまくいってなかったと思う。



そんでこのKマネって凄いなーと思ってたんだけど、さらに良く見てると、この人も狙ってやってる訳じゃないのかも?って思えてきた。上で書いた「仕組み」も計算半分、後はなんかいろいろやってたら結果的にそうなっちゃった、っていう偶然が半分。だからこその魅力なのかも?たびたび引き合いに出して恐縮だけど、AKBとかは全て計算づくに思えてくるもの。


しかし、その代わりにKマネの情熱はすごい。恐らく生活のほぼ全てをももクロに捧げてるんじゃないかなー。


メンバーにとっては、鬼マネージャーでもあり一番の支えでもあり父親的存在っていう、複雑な関係性。
そして、ももクロを動かしてる一番の中心人物。
だからももクロをずっと見てると、最終的にどうしてもKマネが気になってきてしまう。


どこかの2chまとめサイトで、「推しメンバーが一周すると最終的にKマネ推しになる」って言ってた人がいたけど、正にその現象にハマってきた。いま、ももクロで「誰推し?」って聞かれたら、Kマネ推しって答えるかもしれない・・・(同性愛じゃないよ(^0^)/)




そんなKマネとメンバーの関係性が少し分かる(誰かが作ってくれた)動画
※忙しい人は2:00くらいから見てね



ちなみに、ももクロの事全然知らない人が↑の動画見ても、何のこっちゃかもしれないので、一応以下を貼っておきます。興味ありましたらどうぞ
◆個人的に好きな名曲(相対性理論やくしまるえつこが作詞作曲)
『Z女戦争』


◆マネージャーとの関係が分かりやすいトーク番組



随分長々と語ってしまったが、まだ語り足りないので近いうちまた書きます。
ももクロは、知れば知るほど面白い「語りたくなるアイドル」なのです。