「お笑い」考

アジャテで飲んでた時、ジョンさんから「アジャテには吉本新喜劇を取り入れて行きたい」という話があった。


その場にいた全員が「は?」って感じだったけど、とにかくその時、ジョンさんが吉本新喜劇にハマってるらしく、東京の笑いと大阪の笑いの違いについて熱く語ってた。



簡潔に書くと、こういう事らしい。
◆大阪の笑い→ベタ最高。オチがどうなるのか、観客はすでに知っている。「例のネタが、来るぞ来るぞ来るぞ・・・来たー!!」で笑いが起こる。
◆東京の笑い→ベタ過ぎるギャグは「恥ずかしい」と思われる(それを逆手にとって「あえて」ベタをやるという手法はある)基本的には、常に新しい事をやらなければいけない。



実際ここまで正反対なのかどうかは分からないけど、やはり大阪で人気ある芸人が東京に来たり、東京の芸人が大阪に行くと、観客の笑うポイントのあまりの違いに戸惑うらしい。


この分類で言うと、今までの俺は正に東京の人間で、シュールな笑いが好きだった。
でも、最近になって、ベタっていいよなーと思うようになった。


「ベタ」のいいところは、他人と一緒に作り上げる笑いってところ。
ボケがスベったら、それはツッコミの責任。ボケを活かすも殺すもその後のフォロー次第。
人のギャグに対して「スベッてる」とか「寒い」とか言うやつ、そういうお前がボケを殺したんじゃ!!
殺し合いはいかんよ。チームプレー大事よ。


ジョンさんの「吉本新喜劇を、取り入れる」発言には、そんな意味があったんでした。
深イイ話じゃないか。


ちなみにジョンさん一押しの吉本新喜劇はこれ。

俺は初めて見たけど、すごい面白いと思ったけど、何年か前ならこれを面白いとは思えなかったかも。



なんか、テレビの笑いも、昔に比べると「ベタOK」な空気になってないですか?
アメトークとかしゃべくりとか(他あんまり知らないけど)、いわゆる内輪で盛り上がるひな壇芸人の番組ってのは、ベタの世界と言える。(内輪=ベタとも言える)


東京の笑いが大阪化してきてるんじゃないか。



ちなみに、ももクロが良くやるこの茶番芸も、実はかなり吉本新喜劇的と言える。

(結局今日の記事は、このももクロの動画を貼るための前フリだった事など、巧妙すぎて誰も気付くまい)
とにかく言える事は、ももクロ最高!!